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15,000平方メートルにもおよぶ“森”の中にある軽井沢絵本の森美術館は、およそ300年もの昔、西洋に源を発した絵本を文化遺産とみとめ、欧米絵本を中心に、近・現代に活躍する作家の絵本原画、初版をはじめとする絵本資料を蒐集・展示しています。四季折々に様々な企画展を通して、多くの方々に絵本の世界を楽しんでいただきたい。それが私たちの願いです。
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スイートピーの妖精>>
ピーター・パン>>
ハーメルンの笛吹き>>
今回の木葉井作品>>
このコーナーは定期的に入れ替えをいたします。次回は10月中旬に変更予定です。
マーガレット・タラント画/イギリス
「スイートピーの妖精」
<画材:ペン・インク・水彩>
民間伝承の中で語り継がれてきた妖精は、16世紀に『夏の夜の夢』などのシェイクスピア作品によって姿を与えられ、それ以降、絵や詩に多く登場することになります。
18世紀にイギリスヴィクトリア朝では「妖精画家」と呼ばれる画家たちが登場し、羽があり美しく神秘的な妖精が多く描かれえるようになりました。花と妖精を組み合わせたモチーフも、多く描かれたテーマの一つです。
Margaret Tarrant
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マイケル・ヘイグ画/アメリカ
「ピーター・パン」
<画材:水彩>
「ピーター・パン」といえば誰もが一度は聞いたことのある名前ですが、このお話に二つのストーリーがあることはあまり知られていません。
現在一般的に知られている『ピーター・パンとウェンディ』はイギリス人作家J.M.バリが1904年に描いた戯曲「ピーター・パン―大人にならない少年」が元になっています。
もう一つの「ピーター・パン」は『ケンジントン公園のピーター・パン』というもので、「ピーター・パン」の誕生編にあたります。こればバリが1902年に出版した『小さな白い鳥』という小説の一部を独立させたもので、『ピーター・パンとウェンディ』とはストーリーが大きく異なります。
1987 Michael Hague
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アンネゲルト・フックスフーバー画/ドイツ
「ハーメルンの笛吹き」
<画材:アクリル>
グリム童話などに見られる昔から親しまれてきた民話や物語の中には、信じられないような超自然的な世界や出来事を扱ったものが多くあります。
『ハーメルンの笛吹き』で男が吹く笛の音はネズミや子ども達を集めることができ、まさに魔法ということができるでしょう。
1984 Annegert Fuchshuber
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今回の木葉井作品
当館では、絵本作家木葉井悦子(きばいえつこ)の遺作を数多く収蔵しています。
木葉井悦子画
『ぼんさいじいさま』
(1984年 偕成社)
ペンとインクで輪郭をとった後、水彩絵の具で彩色されたこの作品は、太い筆にグワッシュ(不透明水彩)で勢いよく描かれた『みずまき』などと比べると対照的な画風で描かれています。
色彩も淡い淡色が用いられていますが、これは「死」という繊細なテーマを表現するために、また多くの盆栽を描きわけるのに、ペンと淡色が適していると木葉井が判断したためでしょう。
1984 Etsuko Kibai
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