|
子どもたちにとって欠かすことのできない絵本―。現在では、子どものための本がたくさん出版されていますが、17世紀ごろまでは、本は大人のものでしかありませんでした。
そんな時代に、モラビア(現チェコ)出身の教育学者コメニウスは、子どもが物事を理解するためには「絵」が効果的であると考え、全ページに絵の入った『世界図絵』(1658年)を生み出しました。この本は、絵と文字が同一のページにあることから「絵本の原点」とされています。
初めのうちは教育的な内容の本しか出版されませんでしたが、時代が下るにつれて、純粋に楽しみを追求した娯楽性のある本も出版されるようになり、徐々に子どもたちと本との距離は縮まっていきました。
そして本の文化は、19世紀イギリスで大きく花開くことになります。才能豊かな作家と出版者によって、色彩豊かで動きのある本が出版され、「挿絵」を超えた「絵本」というジャンルが誕生したのです。
本展では、絵本原画や歴史を物語る絵本などを時代ごと、国ごとに展示し、絵本文化の歴史をたどります。
<展示内容>
開館20周年特別企画
絵本のふるさと 歴史めぐり
…第2展示館
展示点数:約120点
企画展特集:グリム童話
…第1展示館
展示点数:約80点
◆チラシ画像はコチラ(PDFファイル)
|
|

『ぼろきれ箱のサンタクロース』クラウス・エンジカート画
2001 Klaus Ensikat

『アンデルセン童話』より「野の白鳥」
ヘレン・ストラットン画
©1899 Helen Stratton

『花の結婚式』 ウォルター・クレーン画
©1905 Walter Crane
|